(研究1)大学陸上競技部中長距離種目選手7名が下肢筋群に20秒×1セットのスタティックストレッチング(SS)を実施後、最大酸素摂取量の90%相当強度のトレッドミル走を疲労困憊まで継続し、運動継続時間をパフォーマンスの指標として測定した。その結果、SSを実施しても運動継続時間は延長も短縮もしなかった。 (研究2)大学陸上競技部中長距離種目選手7名が下肢筋群における10回×1セットの速い速度のダイナミックストレッチング(DS)を実施した後、研究1と同様の運動継続時間の測定を行った。その結果、DSの実施により運動継続時間が有意に(p<0.01)延長し、パフォーマンスの向上が認められた。
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