研究課題
若手研究(B)
本研究では,筋硬度の一過性の変化及び長期的な変化が筋の力発揮特性に及ぼす影響について検討した.下腿三頭筋のストレッチングを1セッションあるいは5週間継続した結果,どちらも腓腹筋の筋硬度は低下し,足関節底屈筋力は維持された.肘関節伸展筋群を対象としたレジスタンストレーニングにより,一時的に上腕三頭筋は硬くなるものの,6週間後には最初と同様の柔らかさに戻り,肘関節伸展筋力は如実に向上した.以上のことから,筋硬度の変化と筋の力発揮特性の変化が一致しないことが示唆される.
バイオメカニクス,運動生理学