トップアスリートの競技力向上に寄与する心理的変容過程の機序

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24700690
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: スポーツ科学
• 研究機関: 流通経済大学 (2013); 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター (2012)
• 研究代表者: 武田 大輔 流通経済大学, スポーツ健康科学部, 講師 (10375470)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: アスリート心性 / スポーツカウンセリング / 心理サポート / 身体 / 風景構成法

研究概要

近年増加するアスリートへの心理サポートにおける，彼らの心理特性や心理的変容過程に注目し，特に身体の役割について心理サポート実践資料を用いて明らかにした．アスリートの内面の特異性が描画を通して明らかになり，身体を反映する描き方は更に研究を重ねる余地のあることが確認できた．また彼らの身体との関わりの相互性が心理的変容に影響することが事例を通して明らかとなり，ここでは成長のきっかけとしての身体化と守りとしての身体化の特徴について触れた．
本研究知見は，アスリートの競技力向上に関する心理サポートを提供する実践者の質の向上に貢献する．

研究成果

• [雑誌論文] トップチームでのカウンセリングアプローチ (2014)
  • 著者名/発表者名: 武田大輔
  • 雑誌名: 体育の科学 巻: 64巻1号 ページ: 16-20
• [雑誌論文] 臨床スポーツ心理学の現状と課題 (2013)
  • 著者名/発表者名: 武田大輔
  • 雑誌名: スポーツ心理学研究 巻: 第40巻第2号 ページ: 211-220
• [学会発表] Mental training for team sports currently undertaken in Japan (2013)
  • 著者名/発表者名: Eda,K., Takeda,D.
  • 学会等名: International Society of Sport Psychology 13^<th> World Congress
  • 発表場所: Beijing China
  • 年月日: 20130700
• [学会発表] Athlete's internal tasks and their expressions of body.–Case study of psychological support with Japanese elite athlete (2013)
  • 著者名/発表者名: Takeda,D., Kotani,K., Eda, K.
  • 学会等名: 18^<th> annual Congress of the EUROPEAN COLLEGE OF SPORT SCIENCE
  • 発表場所: Barcelona Spain
  • 年月日: 20130600
• [学会発表] Internal tasks hidden in athletic performance problems in college athletes : Analysis by the Landscape Montage Technique (2013)
  • 著者名/発表者名: Kotani,K., Takeda,D., Eda,K.
  • 学会等名: 18^<th> annual Congress of the EUROPEAN COLLEGE OF SPORT SCIENCE
  • 発表場所: Barcelona Spain
  • 年月日: 20130600
• [学会発表] アスリート心性の特徴に関する予備的検討1-アスリート心性を捉える評価項目の選定― (2012)
  • 著者名/発表者名: 江田香織,中島郁子,武田大輔
  • 学会等名: 第39回日本スポーツ心理学会
  • 発表場所: 石川
  • 年月日: 20121100
• [学会発表] アスリート心性の特徴に関する予備的検討2-トップアスリートの描く風景構成法作品の数量的検討からー (2012)
  • 著者名/発表者名: 武田大輔,江田香織,中島郁子
  • 学会等名: 第39回日本スポーツ心理学会
  • 発表場所: 石川
  • 年月日: 20121100
• [学会発表] チーム帯同型サポートでのある選手へのサポート事例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 武田大輔
  • 学会等名: 日本臨床心理身体運動学会第43回研修会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20120600
• [図書] 第6章競技力向上のための心理サポート1.心理サポート1)現場における心理サポートの必要性. 3)スポーツカウンセリング. 3)スポーツカウンセリングの基礎知識. 4.実践編4)スポーツカウンセリングの実際 (2012)
  • 著者名/発表者名: 武田大輔
  • 総ページ数: 125-127,129-133,141−147,154-157