運動の抗老化メカニズムをタンパク質の変化から調べた。老齢ラットに2ヶ月間(23.5→25.5ヶ月齢)、週4回 60分間/日のトレッドミル運動を行い、肝臓タンパク質の変化を解析した。 2D-DIGE(蛍光標識二次元ディファレンスゲル電気泳動解析)により、全スポット662個のうち運動で有意な変化が13個解析された(増加が10個、減少が3個)。しかし、それぞれのスポットの発現比が2倍以上のものはなく、個々のシグナル強度は弱いものであった。 一次元のウエスタンブロット解析により、アセチル化タンパク質量がミトコンドリア画分で加齢に伴い減少すること、老齢ラットの定期的運動により増加することを見出した
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