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2014 年度 実施状況報告書

酸化ストレスに着目した膝前十字靱帯再建術後にみられる骨格筋萎縮の予防戦略の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24700719
研究機関防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工

研究代表者

安藤 大輔  防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 准教授 (10447708)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードリハビリテーション / 骨格筋萎縮 / 酸化ストレス / 抗酸化物質 / ACL / 前十字靭帯
研究実績の概要

本研究の目的は,酸化ストレスを軽減することが可能である抗酸化物質α-リポ酸の経口摂取がACL再建術後の骨格筋萎縮を抑制することができるかを検討することである.具体的にはACL再建術後4週間の大腿部の骨格筋体積(大腿四頭筋の体積)の変化(萎縮率)の差をα-リポ酸摂取群とプラセボ摂取群で比較する研究である.
今年度は,先行研究に基づき骨格筋の体積を算出する方法の確立を進めた.その中で分析者の違いによる算出結果の違いの影響を極力少なくする骨格筋の体積の算出方法を確立した.また,今年度も,昨年度と同様に対象者のリクルートを進め,研究を遂行した.しかしながら,年度途中の研究対象者のリクルート状況から平成26年度末までに十分な数の対象者をリクルートすることが困難であると考えられたため,1年間の研究期間延長を見込み,研究対象者をリクルートできる新たな医療機関の確保を進めた.その結果,他施設において研究対象者をリクルートできることとなり,研究期間延長申請をすると共に新たな協力施設において医師等との打ち合わせ等を実施し研究実施方法の確立を進めた.また,新たに研究対象者のリクルートを進める病院に設置されている倫理審査委員会において研究計画内容および同意書の倫理審査を実施し,承認を得た.今後,新たにその臨床試験に関する研究計画を臨床試験登録システムに登録し,7月初旬を目途に研究対象者のリクルートを開始する予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

臨床研究という研究の性格上,研究対象者をリクルートする段階で,研究対象となる治療を受ける方が存在し,さらにその中で研究参加の同意を得られた方を研究対象者にする必要がある.現在,研究の進行状況が遅れている理由として,そのリクルートの段階で研究対象となる方の人数が当初の予想を下回っていることが挙げられる.

今後の研究の推進方策

平成24年度に構築した研究計画に基づき研究を遂行していく.今後は,目標とする対象者数の確保をさらに進めるため,新たな医療機関において研究対象者のリクルートを進めていく予定である.

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由は,研究対象者の確保が十分にできていないためである.そのため,介入研究実施に必要な消耗品や血液検体の測定に必要な消耗品の購入ができない状況であった.

次年度使用額の使用計画

摂取するサプリメント,採血に必要な消耗品,血液検体を処理・保存するための消耗品の購入に使用する.また,研究対象者のリクルート状況を考慮しながら研究同意書等の印刷に必要な消耗品,血液検体の測定に必要な備品や測定キット,消耗品等の購入,血液検体の輸送に必要な交通費等に使用する.さらに,新たな医療機関にて研究対象者のリクルートを進め研究を実施する関係で,血液サンプルを保管しておくためのフリーザーを購入する.

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公開日: 2016-06-01  

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