DLW法を用いた短期間エネルギー消費量の算出を試みた。一般成人を対象に6、12時間、1日の実測値、5、7日間のTEE平均値を算出したが、明らかに12時間以下ではばらつきが大きくマイナス値を示すものもおり、1日ではそれは小さくなるもののPALの理論値を超えるものも存在した。また、陸上長距離選手によるトレーニング期別のTEEは、1日以下では被験者内・測定時内での繰り返し分析の値にばらつきがみられ、各TEE間にもマイナス値が多くみられた。しかし、2日間の平均値ではオフ日を含んでいる7日間の平均値と比較して大きな違いなく評価でき、測定精度を高める工夫により短期間評価が可能性になると考えられた。
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