研究課題/領域番号 |
24700743
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
小菅 律 科学警察研究所, 交通科学部, 研究員 (00548042)
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キーワード | 高齢運転者 / 運転調整 / 運転回避 |
研究概要 |
本研究の目的は、高齢者の適応的な運転行動に着目し、機能的な能力面だけでなく、難しい運転状況を回避するといった行動面の将来の事故危険性への影響について、縦断的デザインを用いて明らかにすることである。本年度は、再追跡調査の一部として、2回目調査に参加した高齢運転者に対し、現在の運転の状況を調査し、同意が得られた者には3回目の質問紙調査を実施した。また、平成21年度より収集を続け、前年度分析を実施した質問紙のデータについて、論文の執筆を完了し、投稿を行った。さらに、面接のデータについても論文の執筆を完了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
・1回目調査の論文執筆を完了し、学術誌に投稿した。 ・縦断デザインに基づき再追跡調査として3回目調査が実施できた。
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今後の研究の推進方策 |
現在育児休業中であるが、研究再開後は、まず3回目調査の後半部分を実施する。第二に、2回目調査の結果について分析を継続し、学会で発表を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
1回目調査参加者のうち、追跡調査への参加に同意した者が計画より少なかったため。 2回目調査参加者のうち、再追跡調査への参加に同意した者が計画より多かった場合の費用に充当する。計画通りまたは計画より少なかった場合には、新たに調査参加者の募集にかかる費用にあてる。
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