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2013 年度 実施状況報告書

小児の肥満やメタボリックシンドロームを小児期に改善する遺伝および身体組成の条件

研究課題

研究課題/領域番号 24700765
研究機関岐阜聖徳学園大学

研究代表者

小栗 和雄  岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 准教授 (10387516)

キーワード小児 / 肥満 / メタボリックシンドローム / 遺伝 / 身体組成 / 運動
研究概要

小児期からの肥満継続が成人期におけるメタボリックシンドローム(Mets)や脳循環器疾患につながる可能性が高いことから、小児期の肥満やMetsは小児期内に改善すべきある。しかし、その改善に大きく貢献する遺伝および身体組成の特性は不明である。応募者は、平成17~23年度における科研費の研究において112名(7~12歳)の肥満および非肥満の小児を対象に、肥満関連遺伝子や身体組成などを測定した。本研究は、この対象者について、15歳未満かつ前回の測定から5~7年後に相当する年度に上記と同一の測定を行い、小児期の5~7年間で肥満やMetsを改善できた小児と改善できなかった小児を抽出する。そして、この両者における遺伝素因や身体組成の違いから、小児期における肥満やMetsの改善に必要な因子を探る。
本研究の測定内容は、インスリン・中性脂肪・各種コレステロール・肝機能・腎機能などの血液検査、空気置換法を用いた身体組成、MRIを用いた腹部・大腿部・上腕部の骨格筋・皮下脂肪・内臓脂肪の横断面積である。
研究協力機関である㈱浜松ホトニクス・スポーツホトニクス研究所が経営上の都合によって平成24年6月に閉鎖されたため、上記と同一の測定を行うことができない状況になった。その後、対象者が研究に参加することができる地区において、同等の測定を行うことができる研究協力機関を探り、現在、研究計画を協議している段階である。
一方、これまで蓄積してきた上記のデータを用いて、同程度の肥満度であっても身体組成には違いがあること、そしてその違いの因子の1つとして肥満関連遺伝子が関わっているかどうかを検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究協力機関であった㈱浜松ホトニクス・スポーツホトニクス研究所が経営上の都合によって平成24年6月に閉鎖され、上記と同一の測定を行うことができない状況になったため。

今後の研究の推進方策

対象者が研究に参加することができる地区において、研究計画に示した測定内容と同等の測定を行うことができる研究協力機関を探り、現在、研究計画を協議している段階である。また、これまで蓄積してきた上記のデータを用いて、同程度の肥満度であっても身体組成には違いがあること、そしてその違いの因子の1つとして肥満関連遺伝子が関わっているかどうかを検討している。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 運動習慣のない肥満男児における体構成、体幹・体肢の筋肉量および脂肪量2013

    • 著者名/発表者名
      小栗和雄、館俊樹、松岡敏男
    • 雑誌名

      発育発達研究

      巻: 59 ページ: 12-19

    • DOI

      10.5332/hatsuhatsu.2013.12

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Visceral fat accumulation and metabolic syndrome in children : the Trp64Arg polymorphism of the beta3-adrenergic receptor gene2013

    • 著者名/発表者名
      K.Oguri, T.Tachi and M.Matsuoka
    • 雑誌名

      Acta paediatrica

      巻: 102 ページ: 613-619

    • DOI

      10.1111/apa.12149. Epub 2013 Jan 22.

    • 査読あり
  • [学会発表] Impact of beta-3 adrenergic receptor gene Trp64Arg polymorphisms on metabolic syndrome and arteriosclerosis in children

    • 著者名/発表者名
      K.Oguri, K.Kasuga and T.Nakano
    • 学会等名
      The 60th Annual Meeting of the American College of Sports Medicine
    • 発表場所
      USA, Indianapolis
  • [学会発表] The influence of birth order and siblings' composition on the characteristics of physical fitness among young children.

    • 著者名/発表者名
      K.Kasuga, T.Nakano, K.Oguri, and K.Fukutomi
    • 学会等名
      The 60th Annual Meeting of the American College of Sports Medicine
    • 発表場所
      USA, Indianapolis
  • [学会発表] 重度肥満の幼児における体格と体力の追跡的検討 - 3年間の縦断的データ分析に基づいて -

    • 著者名/発表者名
      小栗和雄、春日晃章、中野貴博
    • 学会等名
      第61回東海体育学会
    • 発表場所
      愛知教育大学
  • [学会発表] Body composition, skeletal muscle and body fat mass in the body trunk and extremities in male obese children without habitual physical activity

    • 著者名/発表者名
      K.Oguri, K.Kasuga and T.Nakano
    • 学会等名
      The 55th ICHPER・SD Anniversary World Congress & Exposition
    • 発表場所
      Turkey, Istanbul
  • [学会発表] 幼児期における痩身の出現動向と体力特性 ~3年間の縦断的データ分析に基づいて~

    • 著者名/発表者名
      小栗和雄、春日晃章、中野貴博
    • 学会等名
      第12回日本発育発達学会
    • 発表場所
      大阪成蹊大学
  • [図書] 運動が体と心の働きを高めるスポーツ保育ガイドブック2014

    • 著者名/発表者名
      監修:小林寛道、著:小栗和雄、山田悟史、山本新吾郎
    • 総ページ数
      95
    • 出版者
      静岡新聞社

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公開日: 2015-05-28  

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