研究課題
若手研究(B)
Pex11a遺伝子は脂肪酸代謝を行う細胞内の小器官であるペルオキシソームの増殖に関与することが知られている。本研究では、Pex11a欠損マウスを用いて、Pex11a遺伝子の機能を解析した。欠損マウスは肥満や脂肪肝になりやすく、その背景には肝臓のペルオキシソームの減少、脂肪酸代謝関連遺伝子の発現の低下、小さくて丸い、機能を持たないペルオキシソームの増加がある。フェノフィブレートの投与により、ペルオキシソームの数及び代謝関連遺伝子が増加し、体重が減少した。以上の結果から、Pex11a遺伝子はペルオキシソーム増殖及び脂肪酸代謝に関与し、肥満や脂肪肝の治療ターゲットとなる可能性があると示唆された。
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Am J Physiol Endocrinol Metab
巻: 304(2) ページ: E187-96