研究実績の概要 |
研究1(多重役割マップの収集)と研究2(質問票調査)を通して、ワーク・ライフ・バランスへの介入ツールとしての多重役割マップの可能性や、精力的に多重役割をこなす看護師の特徴を検証した。さらに、平成26年度内の完成にはいたらなかったが、「多重役割マップ実践マニュアル(看護師版)」の作成に着手することができた。これらの研究成果は第5回国際応用人間工学会議(AHFE 2014, ポーランド)と第10回汎太平洋産業人間工学会(PPCOE 2014, 東京)で発表し、とりわけ人間工学領域の研究者や実務者から助言をいただいた。2015年8月に開催される第19回国際人間工学会(IEA 2015, オーストラリア)の発表課題としても承認されるなど、研究成果の発信に努めた。協力医療機関に対しても2度の研究成果報告会を実施し、より実践的なマニュアルと報告書を作成するためのアイデアを収集した。
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