研究課題/領域番号 |
24700783
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
多田 美香里 関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 准教授 (30425037)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 加齢 / 生活用品 / 運動表象 / 空間認知 |
研究概要 |
本研究課題における研究計画は、文献研究、調査研究、実験研究の3段階から成る。このうち、本年度は文献研究として1.握り動作に関する文献収集および、2.調査研究の準備として調査手法の検討を行った。 1.握り動作に関する文献収集 本研究課題では日常生活で用いる道具に関する握り動作を扱うため、今年度は主に把持到達運動に関する文献を中心に収集し、握るという動作の流暢さには対象および握り動作の日常的な関係性や使用頻度が関わるなどの知見を得た(Roberts & Humphreys(2010)など)。 2.調査手法の検討 本研究課題では高齢者を対象に日常生活で用いる道具の使いやすさについてインタビュー調査によるアプローチを考えている。そのため、本年度は主にインタビュー調査の手法の検討を中心的な課題として取り組んだ。文献研究に加え、インタビュー調査のフィールドワーク研究に関するセミナーに参加し、特にグラウンデッドセオリーについては本研究課題のアプローチの1つとして採用可能と考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献収集および調査研究方法の検討までは予定どおりに行うことができたが、出産に伴う研究中断により、レビュー論文の完成および予備調査の実施までに至ることができなかった。研究再開後は文献収集のテーマを絞る、予備調査の研究計画を早めに立案するなどの工夫したいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
研究中断により研究が当初予定よりもやや遅れているため、研究期間の延長を申請する予定である。加えて、研究再開後は、文献収集を本研究課題の中心的テーマである高齢者に絞ってまとめていくことで効率よく成果につなげたいと考えている。また、調査研究計画を早めに立案する、予備調査を本調査にかなり近い形で行うなどの対応を考えている。
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次年度の研究費の使用計画 |
産前産後の休暇および育児休業によって中断している。 中断期間は平成24年11月01日から平成26年3月31日。
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