研究課題
若手研究(B)
食品タンパク質酵素分解物を等電点および疎水性に基づいて分画し,乳化安定性および抗酸化性を評価・検討した.得られたエマルション中の油滴の平均粒径,粒径分布,ゼータ電位等の測定によってペプチド画分の乳化安定性を評価した.酸化抑制能はチオバルビツール酸反応生成物(TBARS)分析法を用いて評価した.分取用逆相クロマトグラフィーを用いて分画した小麦グルテンタンパク質酵素分解物の疎水性画分は高い乳化安定性を示した. また,その疎水性画分はエマルション中の油脂の酸化を抑制する効果を示した.
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