生体内現象は遺伝子活動を反映する。マグネシウム(Mg)欠乏食投与2週間および3日間のラットの肝臓における発現変動遺伝子の網羅的な解析を行ったところ、肝臓におけるエネルギー代謝全体が変化することが示唆された。この変動は、4週間のMg欠乏食投与時と類似しており、4週間投与で観察された遺伝子発現変動は、既に3日間投与の段階で引き起こされていることが明らかになった。また2週間投与あるいは3日間投与では、幾つかの血清中の生化学的指標および肝臓中の遺伝子発現変動に異なる部分があり、投与期間に特徴的な変化も捉えることができた。
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