研究課題
若手研究(B)
本研究は沖縄の伝統食材である田芋の疾病予防・健康増進作用を調べる目的で行った。田芋アラビノガラクタンプロテイン(AGP)はマウスマクロファージ細胞株の抗ウイルス因子の一つである2'-5'オリゴアデニル酸合成酵素を増加させる傾向にあり、乳酸菌類にも利用されて腸内環境を改善する作用が示唆され、健康食品の素材として有用であることが明らかになった。しかし、生活習慣病予防効果の解明には至らなかったため、今後、適切な生活習慣病モデル試験を用いて田芋AGPの作用を検討する必要がある。
免疫学、健康食品学