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2012 年度 実施状況報告書

幼少期における食を通じた親との関わりが若年成人の朝食欠食に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 24700858
研究機関独立行政法人国立健康・栄養研究所

研究代表者

中出 麻紀子  独立行政法人国立健康・栄養研究所, 栄養疫学研究部, 研究員 (80508185)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード朝食欠食 / 若年成人 / 食教育
研究概要

本研究は、大学生の朝食欠食と関わる要因について、大学生の生活習慣、朝食摂取に対する意識等の大学生自身の要因のみならず、子どもの頃に親が子どもに対してとった態度、親による食育実施状況等、保護者側の要因を含む様々な側面から明らかにすることを目的としている。
本年度は、子どもに対する親の態度を測定する目的で開発された調査票であるCaregiver’s Feeding Styles Questionnaire(CFSQ)について、日本語版を作成し、大学にて調査を実施した。具体的には、作成者の許可を得た上で日本語に翻訳し、バックトランスレーションを実施した後、英語を母国語とする研究者によって原本との比較を行った。その後、CFSQ日本語版の項目を含む自記式質問紙を作成し、関東の1大学にて、約2300名の大学生及びその保護者を対象に調査を実施した。調査から約1か月後には、調査票に回答いただいた大学生の保護者全員に対してCFSQ日本語版の項目を含む調査票を再度郵送し、保護者から回答を得た。
現在は回収したデータの入力及びデータベースの作成、データクリーニング等の作業を実施中であり、来年度は、CFSQ日本語版の内的妥当性、構成概念妥当性、併存妥当性、繰り返し再現性等についての検討、及び大学生の朝食欠食と関連する要因について、大学生側・保護者側の要因の両面から検討していく予定である。また、研究に協力いただいた対象者の方への研究結果の報告も行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は、(1) Caregiver’s Feeding Styles Questionnaire (CFSQ) 日本語版調査票の作成、および妥当性・信頼性の検討、(2)対象者の募集および自記式質問紙調査の実施の2つを目標としていた。妥当性・信頼性に関する解析を除き目標は達成できており、本研究はほぼ順調に進展していると考えられる。

今後の研究の推進方策

本研究では既にデータ収集まで終了しており、来年度の予定としては、データベースの確定、データ解析、及び得られた結果に基づく学会発表や論文執筆を実施する予定である。その他、研究に協力いただいた対象者の方には、研究結果をまとめたリーフレットを作成し、報告を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

使用する研究費の内訳としては、データ入力代、研究協力者へのリーフレット作成及び郵送費用、研究に関する打ち合わせや学会発表による旅費、論文執筆や投稿にかかる費用等が主になると考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 大学生自身及び母親側からみた大学生の朝食欠食と関わる要因2012

    • 著者名/発表者名
      中出麻紀子
    • 学会等名
      第71回日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      サンルート国際ホテル山口
    • 年月日
      20121024-20121026
  • [学会発表] Factors related to breakfast skipping in young adults2012

    • 著者名/発表者名
      中出麻紀子
    • 学会等名
      第59回日本栄養改善学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 年月日
      20120912-20120914

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公開日: 2014-07-24  

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