現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
最終年度の目標としていた指標候補O-GlcNAc化タンパク質の病態との関連について、昨年度中に成果が得られた。具体的には、有力な指標候補物質としてO-GlcNAc化Aktを同定することに成功し、O-GlcNAc化Aktの蓄積が肝臓のインスリン抵抗性と相関していることを明らかにした。本成果は2件の論文(Okuda T, et al. Nutr. Diabetes. 2, e50, 2012年、Okuda T, et al. Glycoconj. J. 30, 781-789, 2013年)として成果公表も達成した。一方で、O-GlcNAc化Aktだけでなく新たな指標候補物質としてシアリル化糖タンパク質を発見するなどの予期せぬ成果もあり、その検出に必要な抗体の開発や検出系の確立についても特許出願や学会等における成果公表を達成している。以上のように、当初の計画以上に研究が進展している。
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