生涯学習としての「ESDのカリキュラム・教材化や教員養成の開発」の課題を明確化する事を目的とし、本研究では、スウェーデンと日本におけるその課題を、「5つの視点の環境認識論的モデル」を通して明らかにしている。研究方法は、エスノグラフィーにより、公共教育と非公共教育のデーターを収集した。データーは、政策、教育、民間レベルで分析されており、統合モデルが示されている。最終的に、スウェーデンの事例は、政策レベルにおいて、グローバルなアプローチによる”モデル”と”科学”、日本は、教育レベルにおいて、ローカルなアプローチによる”実感”、”集団倫理”、民間レベルにおいては、両国とも”実践”が優位であった。
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