文部科学省の「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」はPBL演習を行うことで高度ICT技術者育成に一定の成果を上げているが,ソフトウェアとハードウェアの垣根が曖昧化している今日,「組込みシステム」のハードウェア分野を含めて高度なレベルですり合わせ,しかも短期間で開発サイクルを回していくことが可能な高度研究開発人材の輩出が求められている. そこで,システムのソフトウェアとハードウェアを総合的に開発,あるいはハードウェア領域の開発を主体とし,同時に研究開発の業務請負的な要素を加えた,新たなPBL演習プログラムを複数開発・実践したところ,良好な教育的効果を実証できた.
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