本研究では,情報検索システムが扱う情報の仕様や抽出・可視化のニーズの変化に柔軟に対応し,システム側の改修を要しない自由度の高い検索インタフェースを実現した。データ間の関係やデータ形式,データごとの利用要件などをXML形式で記述されたメタデータで管理し,それに基づいてインタフェースを動的に生成する機構を開発した。この機構により,検索者は自由に条件項目を指定することができる(検索の自由度)。また,システム開発者は,XMLメタデータを編集するだけで自由にシステムのインタフェースをデザインできる(修正の自由度)。開発した機構を複数の検索システムに適用してその有用性を確認した。
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