本研究では、道徳性の発達段階や学習者特性を考慮した指導法を設計・実践・評価・改善するサイクルを実行した。そして(1)小学生を対象として日常モラルの考え方をICT活用場面に適応する指導法、(2)中学生を対象として体験学習における題材の身近さや題材のイメージの違いが及ぼす影響の検討、高校生を対象として(3)商取引の関係的理解を促すために作問演習の効果の検討、(4)SNS利用に対する実行可能な行動基準を作成する指導法の検討、そして(5)SNS上のコミュニケーションの向上を目指すために社会スキルトレーニングの適応の方法、の研究に取り組み、指導方法の違いによる効果検討や、指導法の提案を行った。
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