本研究は実践の中で自分の置かれた状況や判断を振り返り、軌道修正をしながら次の課題に取り組むと言う実務家に求められる高度なリフレクションスキルを学ぶ学習環境の提供を目指して、リフレクション活動支援ツール「学びのスケッチ」の高度化を目指した研究である。 26年度は、助成金を受けた3年目として、25年度までに開発し、パイロットテストの実施での成果を踏まえた微修正後に、授業内で改善版「学びのスケッチ」ツールの運用を取り組んだ。これまでの課題であった授業活動と振り返りのつながりをシステムとその指示文の改善によってより円滑な運用が可能となった。スケッチグラフを中心とした機能では、使用のトラブルもなく利用された。実践した成果は、書籍の一部にまとめた。
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