研究課題
若手研究(B)
小児期の中性子線被ばくによる発がんリスクの基礎データは十分になく、また線質の違いによる発がんリスクへの影響はほぼ皆無である。そのため、Ptch1遺伝子ヘテロ欠損マウスを用い、ガンマ線・中性子線被ばくによる発がんリスクの被ばく時年齢依存性を明らかにすることを目的とした。ガンマ線および中性子線共に、胎生17日及び生後1日齢時の被ばくで発がん率が最も上昇した。また線質の違いによる発がんリスクは、生後10日齢被ばくを除くすべての被ばく時年齢においてガンマ線よりも中性子線で高かった。
放射線生物学