研究課題
若手研究(B)
神経線維腫症1 型(NF1)は良性の神経線維腫や悪性腫瘍などの多彩な病態を示す遺伝性疾患である。NF1腫瘍においては、その発生機構の解明、およびバイオマーカー・治療の開発が進んでおらず、治療法が確立されていない現状にある。本研究では、新規NF1病態関連分子TCTPが、NF1腫瘍の新規バイオマーカーおよび治療標的として有用であるか検証した。その結果、TCTPはNF1腫瘍の悪性度に相関して高発現しており、さらにNF1腫瘍細胞の成長を促進する役割を果たすことが判明した。本研究結果により、新規NF1病態関連分子TCTPを標的としたNF1腫瘍の診断法、および治療戦略の開発が今後期待される。
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Molecular & Cellular Proteomics
巻: 12 ページ: 1377-1394
10.1074/mcp.M112.024802
PLOS ONE
巻: 21 ページ: e59558
10.1371/journal.pone.0059558