研究課題
若手研究(B)
癌免疫療法の成功には、『質』の良い免疫反応を起こすメモリーT細胞の形成が不可欠である。これまでに我々は、T細胞のメモリーおよびエフェクターT細胞への分化を制御すると推測される遺伝子Aを同定し、T細胞特異的にこの遺伝子Aを欠損するコンディショナルノックアウトマウスを作製した。本研究では、リステリア感染症モデルを用いて、このマウスのメモリーT細胞形成を評価した。その結果、遺伝子Aを欠損するT細胞は、野生型のT細胞と比較して、メモリーT細胞マーカーであるCD127およびCD62Lを高発現するとともに、二次免疫応答を強く示した。以上より、遺伝子AはメモリーT細胞を制御することが明らかとなった。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
PLoS One
巻: 8 ページ: e84908
10.1371/journal.pone.0084908
J Immunother
巻: 36 ページ: 159-70
10.1097/CJI.0b013e3182873581
Cancer Immunol Immunother
巻: 62 ページ: 801-10
10.1007/s00262-012-1385-3
Leukemia
巻: 27 ページ: 748-50
10.1038/leu.2012.248.6
Anticancer Res
巻: 32 ページ: 5201-9
http://ar.iiarjournals.org/content/32/12/5201