樹状細胞膜表面におけるＨｓｐ９０分子の分子生物学的意義

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24700993
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 腫瘍免疫学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 山崎 千尋 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (60620995)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: 免疫学 / Hsp90 / 樹状細胞 / エンドサイトーシス / クロスプレゼンテーション

研究概要

Hsp90は細胞質に存在し、正常な三次元構造をとれず凝集したタンパク質分子を認識して正しい構造を取れるようrefoldingを助ける、シャペロンと呼ばれる分子群の一員である。本研究課題において、Hsp90の機能を解析するために作製したモノクローナル抗体を用いた解析により、樹状細胞膜表面にHsp90が存在することが確認された。また、この抗体はHsp90依存的に樹状細胞内にエンドサイトーシスされることが明らかとなった。

研究成果

• [学会発表] 抗原提示細胞膜表面HSP90を標的としたmAbを用いたワクチン開発の基盤的研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 水上修作、山崎千尋、岡山容子、鵜殿平一郎
  • 学会等名: 第17回日本がん免疫学会総会
  • 発表場所: 宇部市ANAクラウンプラザホテル宇部
  • 年月日: 2013-07-05
• [学会発表] 樹状細胞膜表面に存在するHap90はシャペロン複合体を構成し、抗Hsp90抗体の迅速な取込みに関与する (2012)
  • 著者名/発表者名: 山崎千尋、水上修作、鵜殿平一郎
  • 学会等名: 第71回日本癌学会学術集会
  • 発表場所: 札幌市教育文化会館
  • 年月日: 2012-09-19
• [学会発表] 抗原提示細胞膜表面hsp90を標的としたmAbを用いたワクチン開発の基盤的研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 水上修作、山崎千尋、鵜殿平一郎
  • 学会等名: 第71回日本癌学会学術集会
  • 発表場所: 札幌市教育文化会館
  • 年月日: 2012-09-19
• [学会発表] Hsp90 existing on DC surface forms a chaperone complex and is involved in internalization of an antibody to Hsp90 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山崎千尋、水上修作、鵜殿平一郎
  • 学会等名: 第16回日本がん免疫学会総会
  • 発表場所: 札幌市北海道大学学術交流会館
  • 年月日: 2012-07-26
• [学会発表] 抗原提示細胞膜表面hsp90を標的としたmAbを用いたワクチン開発の基盤的研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 水上修作、山崎千尋、鵜殿平一郎
  • 学会等名: 第16回日本がん免疫学会総会
  • 発表場所: 札幌市北海道大学学術交流会館
  • 年月日: 2012-07-26
• [備考]
  • URL: http://www.okayama-u.ac.jp/user/immuno/