| 研究概要 |
アンチセンス RNA の機能解析と末梢血中の RNA の網羅的解析を行い、消化器癌の層別化・テーラーメード治療のマーカーとすることを目的とする。大腸癌患者の血液中で健常人と変化しているアンチセンスRNAを20種同定し,これらのRNAが大腸癌患者と健常人を明確に区別することを確認した。また大腸癌患者、膵癌患者の血液中エクソソーム内で健常人と変化しているRNAをそれぞれ15種、17種同定した。これらのRNAは大腸癌患者と健常人を明確に区別することが可能であった。今後は癌種を増やし同様の解析を行いつつ, 低コストで迅速診断が可能な新しい癌診断カスタムマイクロアレイの開発などを行っていく予定である。
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