本研究課題は、放射線感受性マーカーであるRegenerating gene 1(REG1)とG2期チェックポイント阻害剤という2つの概念を融合し、REG1を高発現した固形腫瘍に対する放射線療法とG2期チェックポイント阻害剤との併用療法の有効性を証明し、放射線療法に着目した新しい個別化療法の可能性を探ることを目的としている。今回、食道がん細胞株のREG1遺伝子発現とX線感受性の関連性の評価を進め、①REG1遺伝子高発現/X線高感受性群、②REG1遺伝子高発現/X線低感受性群、③REG1遺伝子低発現/X線高感受性群、④REG1遺伝子低発現/X線低感受性群の計4群に分類した。
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