研究課題
若手研究(B)
本研究では、内分泌療法耐性乳がんの新規診断・治療分子標的の同定を目的とし、クロマチン免疫沈降法と次世代シーケンサーを活用してフォークヘッド転写因子 FOXP1 のゲノムワイドな結合領域の網羅的同定を行った。 エストロゲン刺激後の Erα陽性乳がん細胞株 MCF-7 細胞において、約 4000 カ所超の結合領域を同定し、FOXP1 が Erα/FOXA1 転写調節ネットワークに対し重要な役割を担っていることを明らかにした。さらに、タモキシフェン治療乳がん臨床検体を用いた免疫組織学的検討から、FOXP1が FOXA1 と共にタモキシフェン治療乳がんの予後良好性を規定する因子であることを解明した。
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Horm Cancer
巻: 3(4) ページ: 147-59
DOI:10.1007/s12672-012-0111-0