• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 研究成果報告書

パルスレーザーを利用したラマン分光法による、氷床コアに含まれる微粒子解析の研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 24710015
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
研究機関公益財団法人レーザー技術総合研究所

研究代表者

櫻井 俊光  公益財団法人レーザー技術総合研究所, レーザープロセス研究チーム, 研究員 (00581810)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード氷コア / レーザー分光 / 不純物 / イオン / 水溶液 / 微生物 / 融氷雪
研究概要

レーザーの特徴を活かした極地氷床コアに含まれる物質の計測や、氷コアの局部的な物質の抽出方法を検討した。
1)パルスレーザーによるEERSとLIBSを利用して、ラマンスペクトルから水溶液中に含まれる水分子の配向と、輝線スペクトルからイオンの元素組成が計測されることがわかった。これらは氷コア内に含まれる微粒子の組成解析に役立つ可能性がある。2)深紫外レーザー誘起蛍光分光法を利用した微生物の非染色計測では微生物や有機物の蛍光スペクトルが得られ、氷内部に点在する微生物の分布が解る可能性を示した。3)赤外レーザーによる局所的な氷の融解方法について検討し、レーザードリルやコアの局所分析等への有用性を示した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2014 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Studies of melting ice using CO2 laser for ice drilling : Searching for life in subglacial lakes beneath Ice Sheets2014

    • 著者名/発表者名
      T. Sakurai, et al.
    • 雑誌名

      Ann. Glaciol

      巻: (submitted)

  • [学会発表] 非線形ラマン分光を利用した水溶液中のH2O分子の挙動に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      櫻井俊光
    • 学会等名
      H2Oを科学する・2013
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      20131200
  • [学会発表] レーザーによる氷の融解に関する研究ー氷床の底に生きる生命体の検出を目指してー2013

    • 著者名/発表者名
      櫻井俊光、ハイクコスロービアン、染川智弘、藤田雅之、本山秀明、渡辺興亜、井澤靖和
    • 学会等名
      雪氷学会
    • 発表場所
      北見
    • 年月日
      20130900
  • [学会発表] 紫外レーザーを用いた氷コア内微生物のラベルフリー計測2013

    • 著者名/発表者名
      櫻井俊光、谷口誠治、本越伸二、染川智弘、藤田雅之、吉村義隆、瀬川高弘、本山秀明
    • 学会等名
      雪氷学会
    • 発表場所
      北見
    • 年月日
      20130900
  • [学会発表] SRSを利用した水溶液中のH2O分子の挙動に関する研究2012

    • 著者名/発表者名
      櫻井俊光
    • 学会等名
      H2Oを科学する・2012
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      20121200
  • [学会発表] パルスレーザーを利用した、氷床コアに含まれる不純物の化学組成解析ー非線形光学を利用した分光計測を目指してー2012

    • 著者名/発表者名
      櫻井俊光、染川智弘、藤田雅之、飯塚芳徳、大藪幾美、藤田秀二、井澤靖和
    • 学会等名
      雪氷学会
    • 発表場所
      福山
    • 年月日
      20120900
  • [備考] 本研究の一部は、所属研究機関の研究成果報告会および平易な解説による機関誌「レーザークロス」と所属機関ホームページ上で公開されている。

    • URL

      http://www.ilt.or.jp/

URL: 

公開日: 2015-06-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi