研究課題
前年度に引き続き,クリーンルーム内でのコンタミネーションを極力排除した少数細胞からのゲノム解析をおこなうためのプロトコール確立や,アイスコア表面に付着しているコンタミネーションを排除するための融解装置の改良をおこなった.新しい全ゲノム増幅方法を開発させ,南極氷床下の微生物からゲノム増幅産物の取得し,ゲノム産物から新型のハイスループット・DNAシーケンサーによって大量配列を得ることに成功した.配列をアセンブルし,サンプル中のゲノム配列を再構成した200塩基以上のコンティグ群を得た.コンティグ群上で遺伝子を同定し,それら遺伝子群から微生物の相対的分布を決定した.その結果各種バクテリア,アーキアが検出でき,南極氷床底部試料には幅広い微生物群が含まれていることが明らかになった.
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雪氷
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