研究課題/領域番号 |
24710028
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
錦澤 滋雄 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (70405231)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 環境アセスメント / 風力 / 戦略的環境アセスメント / 社会影響評価 / 農地転用 |
研究実績の概要 |
今年度は、前年度に実施した研究成果をとりまとめて発表するとともに、前年度までの調査結果を踏まえて国内における農地を対象とした風力発電施設の実地調査を行った。具体的には、千葉県の農地に立地している風力発電施設を対象に行政機関、農家、地元住民等のステークホルダーに対して農地に風力発電施設を建設する際の手続きや合意形成プロセス、立地選定手続きに着目しヒアリング調査を行った。 研究成果として、査読付き論文1編が学術雑誌に掲載された。また国際学会で関連する研究成果を2回発表した。 尚、研究計画で予定していた米国調査については、すでに前年度に前倒しで実施していたこと、予算制約の都合上、さらにこれまでの成果を踏まえた国内調査の重要性を考慮し実施しないこととした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外調査については、調査の費用対効果や優先順位を踏まえて米国調査を実施するにとどめたが、国内調査については予定通り実施していること、調査が進むにつれて明らかとなった新たな事例地を追加調査した。それらの成果をとりまとめた審査付論文の発表件数は年平均1本以上、国際学会での発表も年平均1件以上、さらにそれらの成果は環境省や中部電力などの招待講演を通じて社会に貢献していることなども踏まえて、「おおむね順調に進展」と評価した。
|
今後の研究の推進方策 |
本研究事業の最終年度となる平成27年度は、これまでの研究成果をとりまとめて研究発表するとともに、必要なフォローアップ調査を実施する。またこれらの研究成果全体を踏まえた今後の研究課題について整理する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
当初の予定では海外調査を予定していたが、海外調査するには予算が足りないことに加えて、国内調査を優先したことなどの理由により次年度使用額が生じた。
|
次年度使用額の使用計画 |
今年度、調査結果をとりまとめるにあたって国内におけるフォローアップ調査を予定しており、その費用に充当する予定。
|