本研究では、エージェントベースモデル(ABM)であるACEGES(Agent-based Computational Economics of the Global Energy System)を用いて、将来にわたっての地球規模のエネルギー需給・資源量のシミュレーション分析を行った。ACEGESを用いることで、エージェント(=国)の異質性や相互作用、また不確実性を考慮した分析が可能となった。本研究により、①天然ガス等のエネルギー資源のモデル化、②需給における各国の意思決定の精緻化、および③エネルギー資源の統合的分析を行った。
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