研究課題/領域番号 |
24710047
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
林 宰司 滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (20347248)
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キーワード | リサイクル / 貿易 / 国際情報交換 / 中国 |
研究概要 |
中国国家環境保護総局華南環境科学研究所の研究者とワークショップを開催し、日本において用いられているリサイクル技術との比較を行った。 金属リサイクル産業においては、中国国内では日本よりも低コストであるが環境負荷も大きい技術が用いられていることが確認された。ただし、住宅地から離れたリサイクル工業団地への誘致により、周辺住民への被害は小さくなっていると考えられる。 汚染水処理技術については、リサイクル工業団地への誘致による集団処理により、低コスト化が実現されていることが確認された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
中国国内の情勢変化により、個別の企業調査が困難となったため、因子分析に用いるための工業団地内企業の大規模アンケート調査が難しくなったため。
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今後の研究の推進方策 |
海関(税関)統計および産業統計を用いて、香港を迂回経由して国外から流入しているリサイクル資源のフロー量を把握する。また、リサイクル工業団地内の代表的企業をサンプル調査することにより、輸入元、環境対策に対する意識・取り組み状況、コスト条件、リサイクル製品の販売先について把握する。
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次年度の研究費の使用計画 |
中国国内の情勢変化により、個別企業の調査が困難となったため、調査の方法を変更・再計画し、調査の実施を次年度に先送りしたため。 代表的な企業のサンプル調査を行う際の印刷費、通訳雇用費、調査履行および調査データの集計の際の人件費に用いる。
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