研究課題
若手研究(B)
本研究ではタケリグニンの高分解能を持つPunctularia sp.を用いて、タケ及びイナワラのエタノール発酵を試みた。本菌はリグニン分解酵素としてラッカーゼ(Lac)、マンガンペルオキシダーゼ(MnP)を持ち、クローニングにより1つのMnP遺伝子が得られた。至適培養条件は、温度21-25℃で、Lacで固相培養、3~4週間以上。MnPでは液相培養、3週間であった。本菌はセルロースを直接発酵できなかったが、セルラーゼを添加することでエタノールを生産でき、その収率はタケで25.2%、イナワラで37.5%であった。
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International Biodeterioration and Biodegradation
巻: 75 ページ: 176-180
10.1016/j.ibiod.2012.05.042