(1)数種のアゾベンゼン化合物LCAAzを合成した。LCAAz修飾マイクロ粒子の作製に成功した。(2)サーモトロピック液晶中でのLCAAz修飾粒子の光応答運動を確認した。光照射部の粒子周りの相変化挙動を観測した。粒子の運動挙動、運動の光応答性、液晶相変化の粒子濃度依存性などを評価した。(3)数種類の液晶系に対してアゾベンゼン誘導体を添加して、マイクロ粒子の光マニピュレーションを評価した結果、検討したリオトロピック液晶系は実用的な光マニピュレーション系へ採用できないと判断した。LCAAz修飾ナノシート粒子を作製した。一部のアゾベンゼン誘導体を採用した系において、ベシクル膜の光応答性を確認した。
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