研究課題
若手研究(B)
本研究では,交流電場下に細胞を配置することで細胞に泳動力を生じさせる誘電泳動現象に着目し,この現象を用いた細胞アセンブリ技術と試料液の導入の精細な制御システムを複合化することで,多段階での細胞の集積化を可能とする細胞アセンブリシステムを構築した.さらに,開発されたシステムを用いて真皮および表皮細胞の多階層集積化と細胞チップ化を実施した.この細胞チップを7日間培養したところ,多層を成す皮膚構造が再構築された.アルコールを用いた刺激試験に対しても,刺激応答性が確認できた.以上,真皮・表皮細胞から構成される多階層培養皮膚エレメントの創製を実施し,薬効試験用の細胞チップとしての有効性を確認した.
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
日本機械学会論文集
巻: Vol.80,No.812 ページ: p.BMS0108
10.1299/transjsme.2014bms0108
日本機械学会論文集C編
巻: Vol.79,No.801 ページ: 1736-1743
10.1299/kikaic.79.1736
http://www.miyata.mech.keio.ac.jp