大型駐車場で発生する渋滞の課題解決に向けて、駐車行動の観測と実験を通じて、利用者の求める快適性と運用者の求める効率性の両立を定量検討可能な駐車場レイアウトの評価手法を基礎検討した。大学構内における駐車行動観察の基礎実験を通じて駐車ます選択行動モデル式のパラメータを簡易同定し、導入したモデル変数による評価結果の妥当性を基礎確認した。供用中の道の駅小型車用駐車場で土日のピーク時間帯を狙って駐車行動観察を行うと共に、奥の空き駐車ますへの誘導案内社会実験を行った。プラカード案内への高い遵守率を確認すると共に、来訪目的別の所要時間が与える駐車ます占有のインパクトを把握した。
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