本研究課題は社会・経済システムにおける主体の行動と学習モデルの基盤を計算機実験と被験者実験によって確立することにあった。そのために、そのために、特に三人以上のプレイヤがゲームをプレイするゲーム Lowest Unique Integer Game (N 人のプレイヤが M 以下の正の整数を提出し、他の誰も考えていない最も小さな整数を考えたプレイヤが勝つゲーム)を取り上げて、そこでのエージェントやプレイヤの行動と学習を分析し、従来の学習モデルとの比較を行うとともに被験者実験で得られた行動データを説明するための行動・学習モデルを提案した。
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