本研究ではデータの標準化が進んでいないメタボローム分野におけるデータの共有化と再利用を効率的に行うために、様々なユーザを想定した公開データベースと関連ツールの開発を行った。格納するデータは、定量値を利用するユーザ向けに代謝物プロファイル(代謝物の濃度パターン)、分子の同定を行う分析者向けに測定生データと、これらに関連した付帯情報(外部データへのリンクや、臨床サンプルなどを取り扱うための情報)を対象とする。また、代謝データを可視化するためのPathway可視化ツールの開発や、臨床情報の組み合わせによるデータ解析ツールも開発した。
|