研究課題
若手研究(B)
本研究では薄緑色を示すapg16変異体の原因遺伝子がコードするOHP1タンパク質の機能解析を行った。HPLCの溶出パターンの比較や葉緑体チラコイド膜タンパク質の蓄積量の比較により、変異体では光化学系II(PSII)コア蛋白質がほとんど存在しないことが分かった。またタグ融合タンパク質を発現させた形質転換植物体を用いたOHP1の局在解析により、OHP1は多量体を形成すること、OHP1と集光性クロロフィルタンパク質複合体(LHCII)とが同じ挙動を示すことが分かった。これらの結果からOHP1がPSIIコア蛋白質複合体形成に必須なタンパク質でありLHCIIの近傍で複合体を形成することを明らかにした。
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Plant Cell Physiol
巻: 54: e2
10.1093/pcp/pcs171
http://rarge.psc.riken.jp/chloroplast/