本研究では、バイオインフォマティクスに基づく、塩基配列データベースを横断的に、進化保存的ペプチドを探索するための方法論の開発と同定したペプチドの機能の実験的な検証とおよび、抗がんペプチドの可能性を検討する。 まず、ゲノムの小さなモデル植物のために基礎的な方法論を開発し、改良することで、動植物界に広く応用するための方法論を確立することに成功した。また、本手法の応用により同定したペプチドが機能を有することを確認できた。さらに、これまで、上皮系がん細胞の抗腫瘍効果があるとされていた4EBPペプチドについては、非皮系がん細胞でも効果のあることを実験的に確認することが出来た。
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