• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

計算モデルを用いた哺乳類の概日リズムと細胞周期のカップリング機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 24710230
研究機関山口大学

研究代表者

FAURE Adrien  山口大学, 理工学研究科, 助教 (00610627)

キーワード概日リズム / 細胞周期 / ブーリアンモデル
研究概要

2年目となる平成25年度の研究では、初年度に作成したのブーリアンモデルを用いて、概日リズム機構の解析をおこなった。そのなかで、周期動作の異なるフェーズにおいて、異なった回路部分が機能していることが分った。しかし、このモデルは比較的大規模であるため、最終的に得る予定の細胞周期機構を取り込んだモデルはさらに大規模となるため、提案手法による開発は、より詳しい解析が必要になる。そこで、25年度では、多値レベルによるモデル化手法を導入し、制御回路の役割をより詳しく解析できる方法を開発した。さらに、GerardとGoldbeter(2009,2012)の提案モデルに基づいて、細胞周期の論理モデルの開発にも着手した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画は予定通り進行し、細胞周期モデルを開発する見通しも付いた。これまでに開発した手法の自動実行するシステムの作成が可能なレベルにも到達した。

今後の研究の推進方策

平成26年度は、主に細胞周期モデルの作成と解析を行なう。これと並行して、同種の細胞周期と概日リズムの相互作用の研究を行なっている、フランスのD.Thieffryのグループとの共同研究も開始する。さらに、本研究で使用しているGINsimの開発者であるA.NaldiやC.Chaouiyaらとも協働し、2つの振動モデルの解析がスムーズに行なえるようなGINsimの改良を行なっていく。

次年度の研究費の使用計画

参加した国際会議がすべて欧州で連続して開催されたため,予定していた旅費を全額執行することがなかった。
今年度は、さらに研究を遂行するための情報を得るために、SBMC2014(ベルリン)、ECCB2014(ストラスブール)等の国際会議に参加する。さらに同種の研究を行なっている研究者と議論をするため欧州へ渡航するため、主としてこれらの旅費を来年度の予算として計上する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Logical analysis of the entrainment of the cell cycle by the circadian clock2013

    • 著者名/発表者名
      Wataru Mori, Hiroshi Matsuno, Adrien Faure
    • 雑誌名

      IEICE Technical Report

      巻: MSS2013-88 ページ: 73-76

  • [雑誌論文] Circuit functionality analysis in a gene regulatory network using GINsim - A toy example2013

    • 著者名/発表者名
      Kaori Mitani, Hiroshi Matsuno, Adrien Faure
    • 雑誌名

      IEICE Technical Report

      巻: MSS2013-86 ページ: 65-68

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi