本研究の最終目的は免疫学的応用が可能な新しいグルカン誘導体を開発することである。助成を受けた期間中は主にβ-グルカンを基に本研究を行った。 最初に1,3-β-グルカンを基に新しい種類のβ-グルカン開発を行った。その結果免疫システムは3重らせん型の長いグルカンを認識することが判明した。数回の実験後、複合糖質を合成に成功し現在その構造的そして生物的アッセイを行っている。β-グルカンを他の生物高分子と複合させるため、低酸性条件で高速そして選択的に反応を起こすグライコブロッティング方法を選択した。 本研究は固形および液状化学合成、そして生物的評価を含んだ挑戦的研究であり、その研究にて良い結果を得た。
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