フィジー諸島共和国において、頻発する自然最ア外は、農業や漁業などの生業や住居に被害をもたらし、村落の人々にとって生活や生計の維持を阻む脅威となっている。本研究では、村落を対象とし、地域の資源を用いたレジリアンスの向上のため、伝統的な災害対応の知識や技術を再確認するとともに、その活用可能性を検証することを目的とした。特に、災害に対して被害の大きい住居について、現地資源による自立的な住居再建への転換への必要性が明らかにし、伝統建築再建プロジェクトを通じて、村落内にて、自然資源、労働力、知識や技術が潜在し、その活用可能性が明らかとなった。
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