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2014 年度 実績報告書

メタ存在論における反実在論的アプローチの擁護可能性についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 24720007
研究機関一橋大学

研究代表者

井頭 昌彦  一橋大学, 大学院社会学研究科, 准教授 (70533321)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード反実在論的アプローチ
研究実績の概要

本年度の主たる成果は、メタ存在論における反実在論的アプローチの代表例としてPragmatic Naturalismをとりあげ、その内容を明確化すると共に問題点を指摘したこと、および、Pragmatic Naturalismのもとで複数のディスコース間の統合がどの程度要請されるのかという問題について検討を進めたこと、の2点である。前者については「「プラグマティックな自然主義」と3つの課題」『思索』第47号(2014)、および、「物語り論的アプローチによる自由意思擁護論証の再検討」『一橋社会科学』(2015/別冊)にそれぞれ論文の形で収録されている。

研究期間全体の成果としては、従来それほど研究が進んでいなかったメタ形而上学における反実在論的アプローチについて類型を拡張すると共に、複数の実例に基づきながら洗練化を進めることができた。なお、反実在論的アプローチ全体の優位性については十分に示すには至らなかったものの、その根拠と対立見解との争点について一定の見通しを得ることができ、加えて自然主義的形而上学との接続可能性を示すこともできた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 物語り論的アプローチによる自由意思擁護論の再検討――諸コンテクストはそもそも/どの程度統合されねばならないのか?――2015

    • 著者名/発表者名
      井頭昌彦
    • 雑誌名

      一橋社会科学

      巻: 7 ページ: 167-190

    • オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 「プラグマティックな自然主義」と3つの課題2014

    • 著者名/発表者名
      井頭昌彦
    • 雑誌名

      思索

      巻: 47 ページ: 221-248

    • オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 哲学的ロボティクス2014

    • 著者名/発表者名
      井頭昌彦
    • 学会等名
      物質分子系専攻談話会
    • 発表場所
      大阪市立大学理学部会議室
    • 年月日
      2014-10-06
    • 招待講演
  • [学会発表] Pragmatic Naturalism / Sydney Plan とその課題2014

    • 著者名/発表者名
      井頭昌彦
    • 学会等名
      一橋大学哲学・社会思想史学会
    • 発表場所
      一橋大学第3研究館会議室
    • 年月日
      2014-06-07
  • [学会発表] プラグマティズム概論2014

    • 著者名/発表者名
      井頭昌彦
    • 学会等名
      一橋大学哲学・社会思想史学会
    • 発表場所
      一橋大学第3研究館会議室
    • 年月日
      2014-06-07

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公開日: 2016-06-01  

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