研究期間全体としては、形而上学における反実在論的アプローチの可能性を擁護し、その1つの具体的立場を提出することを目指した。平成24年度においては、「プラグマティズム・体系内在主義・物理主義--植原氏、佐藤氏、成瀬氏への回答--」および「「心を持ったロボットをつくる」というプロジェクトはどのようなものでありうるか?」という論文を、平成26年度においては(平成25年度の研究成果を引き継ぐ形で)「《プラグマティックな自然主義》と3つの課題」および「物語り論的アプローチによる自由意思擁護論の再検討--諸コンテクストはそもそも/どの程度統合されねばならないのか?--」という論文を出版した。
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