研究課題
若手研究(B)
プラグマティズムは、20世紀を代表するアメリカの哲学思想であるが、その源流となるものが近代のイギリス経験論に多く見いだされ、ロックやバークリの観念説を経由し、常識哲学の祖とされるトマス・リードによる観念説の批判的検討を経て、アメリカのプラグマティズムの祖であるパースに受け継がれていることを明らかにした。これらの長い歴史的な研究は、プラグマティズムに特徴的だとされる世界観が、それ以上に大きな歴史的潮流を持つことを示し、時代を超えて現代に生きるわれわれにも通じうるものであることが明らかにされた。
哲学