研究課題/領域番号 |
24720012
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小山 虎 大阪大学, 人間科学研究科, 特任助教(常勤) (80600519)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 国際研究者交流(アメリカ) / メタ形而上学 / 概念分析 / 概念合成 / 分析形而上学 / 分析哲学 / 哲学方法論 |
研究実績の概要 |
今年度は昨年度の成果を元に、概念分析を概念合成として捉え直すことによってメタ形而上学上の立場にどのような影響がもたらされるかについて検討した。今年度の補助金は主に、複数の国内学会に参加して情報収集するための旅費、および研究協力者との研究打ち合わせのための招へい旅費として使用した。 上記の検討により、Truthmaker理論への影響についても明確な指針が新たに得られた。この成果は来年度の国内学会にて発表する予定である。また、様相実在論に関しても新たな進展があり、その一部は国際ワークショップSeminar on Meta-metaphysicsにおける招待講演と、国際ワークショップA Workshop on David Lewis's "On the Plurality of Worlds"で発表した。さらに研究を進めて、来年度に国際会議で発表する予定である。 そのほか、オーフス大学(デンマーク)で開催された国際会議Robo-Philosophy 2014における発表、国際会議the Second Conference of Contemporary Philosophy in East Asia (CCPEA2014)における発表、および第32回日本ロボット学会学術講演会での招待講演に成果の一部を含まれている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していた国際会議発表をとりやめ、追加の文献調査を行ったことにより、補助事業期間の延長が必要となったが、新たな成果が得られた。この成果についてを来年度に国内学会および国際会議にて発表する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
本年度の計画変更により、予定していた国際会議発表1件を来年度に持ち越すこととなったが、既に多くの国際会議にて成果発表をしており、研究は最終段階に入っている。論文投稿も延期した国際会議での発表後すぐに実施予定である。また、本研究の成果を反映させた著書の執筆も開始する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年に参加した国際会議において得られた情報から追加の文献調査を検討する必要性が生じ、研究協力者と検討した結果、当該調査によって大きな進展が見込まれることが判明したため、計画を変更し、当初予定していた国際会議参加をとりやめて当該調査を実施した結果、差額分の未使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年度に開催される国際会議にて研究成果発表を行なう。必要であればさらなる文献調査も実施する。
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