研究課題
若手研究(B)
近代日本の宗教運動において「生命」はどのような文脈で語られてきたのか。それは、近代化への反省を契機として語られる「いのちの生成原理」としての民俗志向的な文脈と、近代への適応戦略として現れる生命科学への期待感を含み込んだ科学志向型の文脈に大別される。また、新宗教教団においては、教団ライフコースに応じ、両者の文脈の出現が異なる。近代における生命言説は、農耕心性を表す言葉のみならず、科学への志向をも包摂した両義的なものであった。
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本化仏教紀要
巻: 第2号 ページ: 83-118
東洋哲学研究所紀要
巻: 第28号 ページ: 171−184