平成26年度は、これまでの研究のまとめを中心に、今後の当該研究の展望を含めて考察を行った。 研究成果の公開としては、日本比較文化学会において学会発表を行った。この報告では初年度の研究結果及び前年度の海外研究調査で得た情報や資料に基づき、オクタヴィア・ヒルにおける環境思想の継承について論じた。特に創設者同士の書簡の分析や英国ナショナル・トラスト及びThe Trustees of Reservations(当時の名称はThe Trustees of Public Reservations)の年次報告書の考察を行った。また学会発表後、報告内容に加筆・修正を行い、学会誌『比較文化研究』にて論文の成果報告及び公開を行った。 年度の最後には当該研究全体の研究成果報告を作成し、冊子としてまとめた。
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